体操服や運動靴に付着した「泥汚れ」に頭を抱えたことがある人は多いのではないでしょうか？通常の洗剤で洗濯をしても落ちない泥汚れですが、実は泥汚れに適した洗剤が数多くあります。今回は、泥汚れにおすすめの洗剤を紹介するとともに、泥汚れの落とし方を解説します。
泥汚れが通常の洗剤で落ちにくい理由とは？
通常の洗剤で何度洗濯しても落ちにくいため、泥汚れのシミにお悩みの人は多いでしょう。汚れには水溶性・油溶性・不溶性の3種類に分類されており、泥汚れは水にも油にも溶けない「不溶性」の汚れに該当します。
水溶性の汚れであれば洗濯に使う水に溶けることで落とせますし、油溶性の汚れならベンジンや染み抜き剤で分解されて落とせます。しかし泥汚れは細かい砂粒で構成されているため、水や洗剤に溶けることがありません。
そのため、何度洗濯をしても衣類の繊維の奥に砂粒が残り続けるため、通常の洗剤では落とせないのです。
泥汚れにおすすめの洗剤・アイテム10選！
通常の洗剤では落としにくい泥汚れですが、さまざまな汚れの落とし方に活用できるアイテムが数多く存在しています。ここからは、泥汚れにおすすめの洗剤・アイテムをご紹介します。
ユニフォームの頑固な泥汚れに強い【ミマスクリーン ポール 無リン】
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〈ミマスクリーン ポール 無リン〉はミマスクリーンのロングセラー商品です。酵素配合の高級アルコール系の粉末洗剤で、つけ置きするだけでスポーツウェアの襟・袖などに付着した頑固な泥汚れもすっきり洗浄します。
泥汚れを落としつつ、除菌効果も期待できます。無リンでつくられているうえ、生分解しやすい植物由来の界面活性剤を使用しているため、環境にもやさしい洗剤です。
洗濯後の衣類はほのかにフローラルの香りが漂うため、洗剤の強い香りが気になる人にもおすすめの洗剤です。
除菌・消臭・漂白も一本でOK【オキシクリーン（OXI CLEAN）オキシクリーン】
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〈オキシクリーン〉は、衣類のシミや汚れの漂白に加えて、除菌・消臭も1本で対応できる酸素系漂白剤です。お湯に溶かした際に発生するたっぷりの酸素の泡が、衣類に付着した頑固な泥汚れをきれいに洗浄します。
過炭酸ナトリウムから発生する活性酸素には消臭効果も期待できるため、靴下や下着などのニオイが発生しやすい衣類の洗濯にもおすすめです。染料を脱色しにくい漂白剤であるため、色柄物の衣類にも使えますよ。
細かい泥汚れも真っ白に【ウタマロ ウタマロ石けん】
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〈ウタマロ石けん〉は、生活におけるさまざまな汚れに対応した部分洗い用洗濯石けんです。水に溶けやすく、汚れが付着した部分に直接塗りやすい石けんのため、襟・袖などの汚れが落としにくい部分の泥汚れもしっかり落とします。
汚れによくなじむうえ生地を傷めにくくなっているため、デリケートな素材の衣類のお手入れにも使えるでしょう。石けんには蛍光増白剤を採用しているため、泥汚れを落としつつ衣類を真っ白に洗浄します。
酵素の力で泥汚れをすっきり洗浄【オキシクリーン（OXI CLEAN）オキシクリーン マックスフォース スプレー】
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〈マックスフォース スプレー〉は、オキシクリーンシリーズのなかでも洗浄力にこだわった洗剤です。泥汚れはもちろん、食べこぼしや血液の汚れにも対応しており、汚れが付いた部分にピンポイントで拭きかければ、酵素入りの洗剤ジェルが汚れをきれいに落とします。
クリーニング店に愛される業務用洗濯石けん【エネロクリーン M-1】
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クリーニング店でも使われている業務用洗濯石けんが〈エネロクリーン M-1〉です。石けん・洗剤・溶剤の3つのパワーにより、泥汚れや機械油などの通常の洗剤では落としにくい汚れもすっきり落とします。石けんが棒状に成形されているため、汚れた部分に直接塗りつけられます。
洗濯後の白さにこだわってつくられているため、泥汚れが付着しやすい体操着や運動靴、靴下などのお手入れにおすすめです。
洗濯石けんで豊かな泡を簡単につくれる【コジット 泡立つ洗濯せっけんケース】
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コジットの〈泡立つ洗濯せっけんケース〉は、洗濯石けんをさらに使いやすくする便利アイテムです。ケースにはバネ付きのフタとブラシが付いており、コロコロ転がすだけで石けんがしっかり泡立ちます。ケースに入れたまま泥汚れを落とせるため、洗濯石けんを衛生的に使えます。
ケースのフタには使ったあとの石けんを乾燥させられる通気口があり、使いかけの石けんもそのまま置いて保管できますよ。小さくなった石けんも使えるため、洗剤や石けんを最後まで無駄なく使いたい人におすすめです。
裏表2種類の凹凸で汚れに合わせて使い分け【オーエ Arao！せんたく板】
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定番カラーのホワイトで統一された、シンプルなデザインの〈オーエ Arao！せんたく板〉。表裏2種類の凹凸があり、汚れに合わせて使い分けることができます。
特定のシミ汚れに特化した洗剤【ドクターベックマン（Dr.Beckmann）ステインデビルス4 口紅、ファンデ、泥汚れ用】
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ドクターベックマン（Dr.Beckmann）の〈ステインデビルス4 口紅、ファンデ、泥汚れ用〉は、泥汚れや化粧品の汚れなど、目立ちやすいシミを消すことに特化した液体洗剤です。
汚れた部分に洗剤をかけ、当て布で叩くだけで泥汚れのシミをすっきり落とします。応急処置にはもちろん、泥汚れが取れずにシミになったときにもぴったりな洗剤です。
泥汚れをゴシゴシ落とす【ちょこっと洗濯】
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〈ちょこっと洗濯 BO-82〉は、スポーツ後の泥汚れや襟・袖汚れをピンポイントで洗える洗濯用スポンジです。細い繊維が集まった糸が衣類の繊維に入り込み、泥汚れを剥がし落とします。繊維でやさしくこすり洗いできるので、デリケートな服のお手入れ時に生地を傷めにくいのも嬉しいポイントです。
スポンジの両面がクリーナー部分になっているうえ水切りのよい素材を使っているため、たくさん使っても長持ちします。
少しだけ洗濯したいときにおすすめ【伊勢藤 折りたためるつけ置き洗いバケツ】
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伊勢藤の〈折りたためるつけ置き洗いバケツ〉は、洗剤や洗濯石けんを使ったつけ置き洗いに便利なアイテムです。バケツにはデリケートな衣類を隠せる蓋のほかに取り外し可能な洗濯板が付属しており、泥汚れが付いた衣類の手洗いにはもちろん、つけ置き洗いするときの落とし蓋としても使えます。
バケツにはハンドルが付いているため、つけ置き中の洗濯物を入れたまま持ち運びが可能。使わないときにはコンパクトに折りたためるため、場所を選ばずに使用・収納できます。洗剤や洗濯石けんによるつけ置き洗いをより効率的にしたい人におすすめのアイテムです。
洗剤を使った泥汚れの落とし方4ステップ
泥汚れをきれいに落とすためには、泥汚れに対応した洗剤を使うだけでなく、正しい落とし方をおさえることも大切です。ここからは、洗剤を使った泥汚れの落とし方を手順に沿って解説します。
①しっかり乾燥させて土を叩き落とす
泥汚れが付着した衣類は、洗剤で洗う前にしっかり乾燥させたうえで土を叩き落とすことが大切です。泥汚れが付着した衣類は繊維の隙間に砂粒が入り込んでいる状態ですので、洗濯の前に手で叩き落としておくことで、泥汚れが落としやすくなります。
なお、泥汚れの多くは水分を含んでいるため、乾燥させずに叩き落とすと汚れを広げてしまうことがあるため注意しましょう。日の当たる風通しのよい場所に泥汚れが付いた衣類を干して、しばらく乾燥させてから作業をしましょう。
②洗剤を入れてつけ置き洗いする
泥汚れの土をある程度叩き落とせたら、洗剤を入れてつけ置き洗いをします。お湯をバケツに溜めたら、アルカリ性の粉末洗剤と酸素系の漂白剤を加えてよく混ぜてつけ置き洗い用の液をつくりましょう。
酸素系の漂白剤とアルカリ性の粉末洗剤を混ぜて使うことで、漂白や除菌の効果が高まるとされています。お湯は40〜45度のぬるま湯程度の温度にすれば、洗浄効果を高められますよ。
③固形石けんをつけてもみ洗いする
つけ置き洗いを終えたら空のバケツにお湯を入れ、泥汚れが付いた場所に固形石けんをつけてもみ洗いしましょう。汚れを指でやさしくつまむように洗うことで、繊維の奥に入り込んだ土を揉み出せます。汚れが薄くなるまで、バケツの中で何度も繰り返してもみ洗いしましょう。
④洗濯機でたっぷりの温水を使って洗う
もみ洗いをしたら、たっぷりの温水を溜めた洗濯機に衣類を入れて洗いましょう。泥汚れを洗濯する際には、洗濯機の水流を活かすことが落とし方のポイントです。
そのため、洗濯機に入れる衣類の量は少なめにし、水量は多めに調整して洗濯をすることをおすすめします。使う洗剤は粉末・液体のどちらでもよいので、自宅にあるものを使いましょう。
お湯が出ない洗濯機の場合は湯船などからお湯を汲んできて使うことも可能ですので、実践してみてください。
洗っても落ちない泥汚れをきれいにするコツ
泥汚れは付着してすぐに正しい落とし方で対処することが大切であり、時間が経つと洗っても落ちにくくなってしまいます。ここからは、洗っても落ちない泥汚れをきれいにするコツをご紹介します。
酸素系漂白剤でつけ置きする
時間が経って落ちにくくなった泥汚れは、繊維に土が染み込んでいる状態であるため、粉末タイプの酸素系漂白剤でつけ置きしてみましょう。酸素系漂白剤をお湯に溶かすことで、酸素の泡が染み込んだ泥汚れを浮かし、落としやすくしてくれます。
硬めのブラシで汚れを掻き出す
もみ洗いで落ちない泥汚れは、硬めのブラシで汚れを落としてみましょう。歯ブラシであれば衣類の繊維の隙間に毛が入るため、繊維の奥に残る汚れまで掻き出せます。泥汚れに対応した液体洗剤・洗濯石けんを塗った上から歯ブラシを当て、小刻みにこするのが落とし方のコツです。
重曹を併用する
時間が経った泥汚れには、重曹を使った落とし方もおすすめです。重曹はやわらかい粒になっているため、繊維の奥に入って泥汚れを落とします。同じ量の重曹・洗剤をしっかり混ぜ、泥汚れが付着した部分に揉み込んで放置したら、あとは通常通り洗濯機で洗いましょう。
泥汚れを落とすときに注意すべきポイント
泥汚れ自体が特殊かつ頑固な汚れであるため、実際に洗剤で泥汚れを落とすためには注意すべきポイントもあります。ここからは洗剤で泥汚れを落とすときの注意点をご紹介します。
泥汚れの応急処置に「水洗い」は厳禁
泥汚れが付着したときに、慌てて水洗いをする人もいるかもしれませんが、きれいに落とすうえではNGな行為とされています。水洗いをすると、泥が水分を含んで繊維の奥へ入り込んでいくため、かえって泥汚れが落としにくくなってしまいます。
あらかじめ洗濯表示を確認する
洗剤で泥汚れを落とす前に、予め衣類の洗濯表示を確認することが大切です。衣類の素材によってはお湯の温度や使える洗剤の種類などが異なる場合があるため、洗濯表示の内容に合う落とし方を採用しましょう。
つけ置き洗いをする際には色落ち・色移りに注意する
色物の衣類をつけ置き洗いをする際には、色落ち・色移りに注意しましょう。衣類に使われている染料のなかには、水や洗剤の影響で溶け出してしまうものも少なくありません。特に下ろしたての新しい衣類は他の洗濯物と一緒に洗うと、色移りを起こしてしまう場合があります。
そのため、色落ち・色移りが気になる衣類は手洗いにするとともに、他の洗濯物とは別で洗うとよいでしょう。
おすすめの洗剤で頑固な泥汚れをすっきり落とそう！
泥汚れは頑固で落ちにくい汚れではありますが、汚れの性質や正しい落とし方を踏まえておけば、自宅でも簡単に落とせるようになります。今回ご紹介したおすすめの洗剤や落とすときの注意点も参考にしながら、泥汚れが付着した衣類をきれいに落としましょう。
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