エアコン掃除は自分でできる?きれいに保つ方法や注意点、おすすめアイテムをご紹介

年中大活躍するエアコンですが、長く使っていると汚れが気になる人も多いでしょう。エアコン掃除は難しそうに見えますが、実は正しいやり方・注意点を踏まえておけば、長くきれいに使い続けられますよ。今回は、エアコン掃除を自分でするときのやり方を解説します。

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エアコンを定期的に掃除すべき理由

エアコンを定期的に掃除すべき理由

気温差がある夏や冬を中心に活躍するエアコンですが、こまめに自分で掃除をせずに放置していると、エアコンの稼働にかかる電気代が増える・冷暖房の効率が下がるといったデメリットが発生します。

本来エアコンは、本体の吸気口から部屋の空気を吸い込み、室外機を通して熱を集めたり奪ったりすることで冷暖房が働く仕組みになっています。吸気口の表面にはフィルターが付いているため、エアコン本体にホコリが入り込まず、空気のみが通るようになっているのです。

しかし、こまめに自分でエアコンの掃除をしないと、付着したホコリがフィルターの目を塞いでしまい、十分に空気の吸い込みができずに冷暖房の効率が落ちてしまいます。それに伴って、設定した温度になるようにエアコンは必要以上に稼働するため、消費電力の増加にもつながるのです。

 

エアコン掃除において自分でできる箇所・業者に依頼すべき箇所

エアコン掃除において自分でできる箇所・業者に依頼すべき箇所

より効率よく冷暖房を使うためはエアコン掃除が必要ですが、エアコン本体は多彩な部品で構成されているため、「自分で掃除してOKな部分はどこなのか」を理解しておくことが大切です。ここからは、エアコン掃除において自分でできる箇所・業者に依頼すべき箇所をご紹介します。

自分で掃除できる箇所

エアコンを構成する部品のうち、自分で掃除できる箇所はパネル・吸気口周辺のパーツなど、本体の外から見える部分が中心となっています。水洗いできないデリケートな部品も含まれているため、自分で掃除をするのが不安な場合は業者に依頼するのもよいでしょう。

エアコン本体のパネル・フラップ

エアコン本体のパネル・フラップ

エアコン本体のパネル・フラップは、拭き取りだけで簡単にお手入れできることから、自分で簡単に掃除が可能です。パネルとはエアコン本体の表面のカバーの部分であり、ホコリだけでなく太陽光やタバコの煙などによる黄ばみ汚れも目立ちやすい部分といえます。

フラップとは、エアコンの風の吹き出し口に付いている羽のことであり、カビが発生しやすい場所です。どちらもエアコンの衛生面に直結するため、汚れが気になったらこまめに掃除しましょう。

吸気・エアフィルター

吸気・エアフィルター

吸気・エアフィルターはエアコンのなかでもデリケートな部品ではありますが、掃除機や洗剤を使えば自分でも掃除ができます。前述した通り、フィルターは冷暖房の効率に直結する重要な部分であるため、2週間に1回の頻度で掃除することをおすすめします。

室外機

室外機

エアコンの仕組みにおいて重要な役割を持つ室外機ですが、吹き出し口や天板、フィン部分などについては自分で掃除が可能です。屋外に設置するものであるため、水拭きや洗剤によって自分で簡単に掃除できますよ。

ホコリや砂などの汚れが付着しやすい部分であるため、掃除の頻度は1年に1~2回を目安とし、冷暖房を使うシーズンの直前に掃除をするとよいでしょう。なお、室外機の内部については分解による掃除が必要になるため自分で行わず、業者へ依頼するようにしましょう。

熱交換器(冷却フィン)

熱交換器(冷却フィン)

熱交換器(冷却フィン)はフィルター内部の金属網のような部分であり、エアコンから出てくる風の温度調節を行う役割を担っています。エアコンの部品のなかでも特に汚れやすいため、自分で掃除する場合は1年に2回程度の頻度でお手入れしましょう。

なお、熱交換器(冷却フィン)はデリケートな部品であり、内部まできれいに掃除する場合は技術が必要です。掃除中に破損や事故を引き起こす可能性があるため、自信がない方は業者に依頼することをおすすめします。

送風ファン

送風ファン

エアコンの送風ファンは、部屋の空気と室外機から届く空気を入れ替える役割を持つ部品であり、洗浄液を使うことで自分で掃除が可能です。空気中に含まれる汚れやホコリが付着しやすいため、1年に1~2回程度の頻度を目安に掃除するとよいでしょう。

なお、送風ファンの内部まで掃除をする場合、専用の道具や技術が必要になることもあります。無理に奥まで掃除しようとするとケガや破損の原因になるため、不安な人は業者に依頼した方がよいでしょう。

業者に依頼すべき箇所

エアコンを構成する部品の中には、掃除する際に分解や専門技術が必要な内部パーツがあります。自分でお手入れをしようとすると故障やケガの原因になるため注意しましょう。

ドレンパン

ドレンパン

ドレンパンとは、熱交換器(冷却フィン)に付着した結露による水漏れを防ぐための受け皿です。とてもデリケートな部品であり、自分で掃除した場合は破損・故障する可能性があるため、お手入れの際には専門業者へ依頼しましょう。

 

自分でできるエアコン掃除の方法

自分でできるエアコン掃除の方法

部品が多くお手入れが難しそうなエアコンですが、部品ごとに適した方法を理解しておくことで簡単に掃除できるようになります。ここからは、自分でできるエアコン掃除の方法を部品ごとに解説します。

エアコン本体のパネル・フラップの掃除方法

エアコン本体のパネル・フラップは、水またはぬるま湯で濡らした布巾で拭き取るだけで簡単に掃除が可能です。フラップには風向きを変える羽が付いているため、指で軽く回してから掃除を始めると、よりきれいにホコリを除去できますよ。

エアコン本体のパネル・フラップの掃除方法

  1. エアコンの電源を切り、コンセントを抜く。
  2. 水やぬるま湯に浸し、固く絞った布巾で本体パネルの汚れを拭き取る。
  3. フラップの羽を両手でゆっくり広げる。
  4. 羽の裏を手で支えながら、ぬるま湯に浸して固く絞った布巾で汚れを拭き取る。
  5. フラップの全面を水拭きできたら完了。

洗剤いらずで細かいホコリ・汚れを落とす【テイジン あっちこっちおそうじ手袋】

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テイジン あっちこっちおそうじ手袋 ベージュ 858円(税込)

 

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〈テイジン あっちこっちおそうじ手袋〉は、軍手と同じ使い方で、頑固な汚れを自分できれいに除去できる便利な掃除グッズです。生地にはマイクロファイバーを採用しているため、掃除場所を傷つけにくくなっています。

指部分で細部の汚れも落とせるため、汚れが落としにくいエアコンのパーツを自分で掃除するときにもおすすめです。掃除後は中性洗剤で洗えば、繰り返し清潔に使い続けられますよ。

エアコンの吹き出し口のホコリがきれいに取れる【エアコン専用ブラシ ファンファン】

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エアコン専用ブラシ ファンファン 908円(税込)

 

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〈エアコン専用ブラシ ファンファン〉は、見逃しがちなエアコンの送風口周辺を自分で掃除するときに便利な掃除グッズです。水で濡らして絞れば、気になる場所をサッと拭くだけでブラシのもこもこの毛が汚れを吸着します。

ブラシは好きなように曲げて使用できるため、自分で掃除したい場所や使い方にあわせて柔軟に対応できます。使ったあとのブラシはサッと洗うだけで清潔に繰り返し使えますよ。

フィルターの掃除方法

エアコンのフィルター掃除は、一般的に本体からフィルターを取り外してから行います。本体パネルを開けてすぐフィルターを外すと表面に付着したホコリが部屋に落ちてしまうため、先に表面のホコリを掃除機で除去してから取り外しましょう。

また、フィルターの目に掃除機をかける場合は、表面からやさしく行うのが自分で掃除をするコツです。裏側から掃除機を当てると、フィルターの目にホコリが詰まってしまい、きれいに除去しにくくなってしまいます。

フィルターの掃除方法

  1. エアコンの前面パネルを開き、フィルターの表面に掃除機をかける。
  2. フィルターを取り外し、掃除機でホコリを除去する。
  3. フィルターの裏側からシャワーを当て、水圧でフィルターの目に詰まったホコリを落とす。
  4. しつこい汚れがあれば、水で薄めた中性洗剤液に浸し、歯ブラシでやさしくこすり落とす。
  5. 清潔な乾いたタオル2枚で洗ったフィルターを挟み、やさしく押すように水気を取る。
  6. 最後にフィルターをしっかり乾燥させたら完了。

冷却フィン・送風ファンの掃除方法

冷却フィン・送風ファンを掃除する際には、各ファンに対応したジェットスプレーやムーススプレータイプの洗浄液を使った方法がおすすめです。掃除の際には事前準備が大切ですが、掃除が難しい部品を長く清潔に保てます。

冷却フィン・送風ファンの掃除方法

  1. エアコンの下に養生シートを取り付ける。
  2. ファンが見えるようにセッティングしたら、スプレーノズルを差し込んで塗布する。
  3. ファンを回転させながら全体にスプレーできたら、30~60分程度放置する。
  4. 専用のすすぎ剤を使ってスプレーの泡を落とす。
  5. 最後に送風運転でエアコン内部をしっかり乾燥させたら、養生シートを外して完了。

微細ミストで雑菌・カビを除去【ウエキ(UYEKI)エアコンカビトルデス 防カビスプレー】

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〈ウエキ(UYEKI)エアコンカビトルデス 防カビスプレー〉はフィルターや送風口など、エアコン内部のデリケートな部品も自分で手軽に掃除できるアイテムです。使い方も簡単で、汚れた部分に塗布するだけで微細なミストが奥まで入り込んでカビ・雑菌を除去し、清潔に保ちます。

塩素系成分が使われていないため、薬品の刺激臭が気になる人にも使いやすいでしょう。エアコンの掃除をしながらカビ対策をしたい人におすすめです。破損や事故を防ぐため、使用する際には正しい使い方で行ってください。
また、エアコン以外にも空気清浄機、加湿器、浴室乾燥機、除湿器などの掃除に使えるのも嬉しいポイントです。
※すべての菌、ニオイを除去するわけではありません。

もちもち泡がエアコンの汚れをすっきり洗浄【カビッシュトレール】

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〈カビッシュトレール〉は、エアコンのニオイ・カビ対策を考えた掃除用スプレーです。垂れにくいもちもちの泡がカビ汚れを落とし、送風ファンを清潔にします。洗浄剤とすすぎ剤、ビニール袋がセットになっているため、難しい送風ファンの掃除も自分で簡単に行えます。破損や事故を防ぐため、実際に使う際には正しい方法で行いましょう。

電解アルカリ水100%のクリーナー【水から生まれたエアコン内部クリーナー シュ!シュ!】

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〈水から生まれたエアコン内部クリーナー シュ!シュ!〉は、簡単な使い方でエアコンの洗浄・除菌・消臭が1本で完了するクリーナーです。自分で掃除するのが難しい冷却フィンにも対応しており、超電水の除菌洗浄パワーとジェットノズルの組み合わせにより細部まで清潔にします。
使用する際は破損や事故が起こらないよう、あらかじめ正しい使い方を把握しておきましょう。

室外機の掃除方法

室外機は屋外の汚れがこびりつきやすいため、自分で掃除する場合はブラシを使ってこすり落とすのが一般的な方法です。室外機本体だけでなく、排水の役割を担うドレンホースも忘れずにお手入れしましょう。

室外機の掃除方法

  1. 室外機の電源を切り、コンセントを抜いておく。
  2. ほうきで室外機の外カバーに付着した砂ぼこり・クモの巣などを落とす。
  3. しつこい汚れがある場合は、歯ブラシや車用ブラシなどでこすり落とす。
  4. ドレンホースの出口付近に付着した汚れを歯ブラシでかき出す。
  5. 最後に室外機の周辺のゴミをほうきで掃除すれば完了。
 

自分でエアコン掃除をするときの注意点

自分でエアコン掃除をするときの注意点

自分でエアコンの掃除をする際には、掃除道具の使い方以外にも注意点があります。守らないとケガや故障の原因になる場合もあるため、自分で掃除する前に予め以下の点をしっかりチェックしておきましょう。

掃除の前には必ず電源を切り、電源プラグを抜いておく

自分でエアコン掃除をする前には、必ずエアコン本体および室外機の電源を切り、電源プラグを抜いておきましょう。電源が入ったままだと、掃除道具や指がエアコンの中に吸い込まれてしまい、ケガや故障の原因になります。

スプレーが電装部品にかからないように注意する

スプレーを使った掃除の際には、電源プラグをはじめとした電装部品にかからないように注意しましょう。洗剤液や水がプラグにかかってしまうと、感電や火災につながる恐れがあります。事前に電装部品を保護したり、電装部品を避けるように掃除することが大切です。

エアコンに直接水・熱湯をかけない

エアコンの掃除方法のなかには、水やぬるま湯を使ったやり方もありますが、実際に掃除する際にはエアコンに直接水や熱湯をかけないように注意しましょう。エアコン内部はセンサーなどの精密機器が入っており、水やお湯が直接かかることで、誤作動・故障の原因になります。

自分で行うエアコン掃除において水やお湯を使う場合は布巾やタオルなどを使用し、水やお湯に浸して固く絞ったもので拭き取るのが正しい使い方です。また、水拭きを行った際は必ず乾拭きや乾かす時間を設け、部品をよく乾かしましょう。

 

日常生活で簡単にできる!エアコンをきれいに保つコツ

日常生活で簡単にできる!エアコンをきれいに保つコツ

自分で掃除できるとはいえ、長く使うエアコンだからこそできるだけ汚れがつかないように対策したい人も多いでしょう。ここからは、日常生活で簡単にできる、エアコンをきれいに保つコツをご紹介します。

エアコン使用中はこまめに部屋の換気を行う

エアコン使用中にこまめに部屋の換気を行うだけでも、エアコンの汚れ予防につながります。換気をしないと部屋の湿度が高くなるため、エアコン内にカビが発生しやすくなります。そのため、冷暖房を稼働させているときには1時間に5~10分程度の頻度で換気するようにしましょう。

冷房使用後は送風運転を行う

冷房使用後は送風運転を行う

冷房使用後に送風運転を1時間程度行うのも、エアコンを清潔に使うコツです。夏に冷房を使うと、本体と室内の温度差によってエアコンの内部に結露が発生しやすくなります。結露はカビの原因になるため、送風運転を行うことでエアコン内部を乾燥させ、カビの発生を防げますよ。

定期的にフィルター自動おそうじ機能を使う

自分でこまめに掃除をする時間が取れない場合には、一部のエアコンに搭載されている「フィルター自動おそうじ機能」を定期的に活用するのもおすすめです。フィルター自動おそうじ機能を使うことで、フィルターの掃除・乾燥を自動で行うため、冷暖房の効率低下を防げるでしょう。

 

正しい掃除方法でエアコンを自分でお手入れしてみましょう!

部品が多く一見掃除が難しそうなエアコンですが、各部品に合わせた正しい掃除方法を踏まえておけば、簡単に自分でお手入れができるようになります。今回ご紹介した掃除方法や注意点を参考にしながら、自宅のエアコンをお手入れしてみましょう。 

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