「毎日ちゃんとトリートメントしても髪がまとまりにくく、ぱさつきが気になる」「ブリーチしたいけどツヤがなくなりそう」と感じているあなた。シャンプーとトリートメントの間の"新・美容液習慣"がヒントになるかもしれません。
4月25日（金）新発売の〈MEGAMIS（メガミス）〉は毛髪内部の脂質に注目したヘアケアシリーズ。なかでも"髪の美容液"こと〈ヘアセラム〉はさまざまな工夫が詰め込まれた期待の新星です。〈LION〉さんに開発に至るエピソードやアイテムの特徴をうかがいました。
開発のきっかけは、ヘアスタイルの多様化にともなう髪悩み
―いよいよ新ヘアケアシリーズ〈MEGAMIS（メガミス）〉の発売です。いったいどんな商品なのか。本日はよろしくお願いします。
本多さん・大石さん・町田さん：ぜひ詳しくご紹介させてください。よろしくお願いします。
右からライオン株式会社・ヘルス&ホームケア事業本部の本多遼太郎さん、研究開発本部の大石泉さん、ブランディングに参画している株式会社オールブルー・コンテンツプランナーの町田弥生さん
〈MEGAMIS〉のブランドサイトはこちら＞＞
―すごく率直に申し上げると、〈LION〉さんは手やお口まわり、衣類ケアが得意なイメージでした。
本多さん：ありがたいことです。というのも、わたしたちの企業理念のひとつであるパーパス(存在意義)は「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する」です。習慣づくりが事業の軸になっているんです。
―手洗いも歯みがきもお洗濯も、すべて暮らしにまつわることですもんね。
大石さん：からだに直接関わる商品が多いこともあり、ヘルスケア研究の歴史も長いです。ヘアケア分野こそあまり目立ってきませんでしたが、実は95年の歴史があります。
―〈メガミス〉を開発されたきっかけはなんだったんでしょう？
本多さん：新しいヘアケアシリーズの開発計画は2020年頃からありました。けれど「この時代にどんな商品を開発すべきなのか？そもそも、どんなものが本当に求められているのか？」と考えたとき、お客さまとなる生活者の方々の声にもっと耳を傾ける必要があると感じまして。
大石さん：毛髪に関する生活者調査（※2）でリアルなニーズを明らかにしたうえで、〈LION〉が長年培ってきた界面科学と毛髪研究の知見を最大限に活かした商品を開発しましょうと。
―調査ではどんなことが分かりましたか？
本多さん：ヘアスタイルの多様化にともなう髪悩みの傾向です。
―多様化にともなう傾向？
本多さん：前提として、ヘアアイロンを使う方やヘアカラーやブリーチをされる方がとても多い状況があります。とくに若年層の方々に顕著で、もはや"ヘアスタイルは自己表現のひとつ"ともいえるんですね。
大石さん：一方で、調査にご協力いただいた約7割の若年層の方が「自分の髪に満足していない」と回答されたんですよ。
―「好きなヘアスタイルを楽しんではいるけど、不満はある」ということ？
本多さん：そうですね。主な理由は髪の状態にまつわるものが多く、よく挙げられたのは「まとまりにくさ」「ぱさつき」「傷み」でした。けれどそれはある意味、必然的なお悩みでもあるんですよ。
―というと？
大石さん：ヘアアイロンの熱ダメージ、ヘアカラー、ブリーチ、パーマなどの化学的な処理は、毛髪内部のタンパク質や脂質といった「髪の美しさ」に関わる成分に影響を与え、まとまりやツヤを損なわせる原因になるんです。
―では、今回開発された〈メガミス〉シリーズを使えば「まとまるツヤ髪」が叶えられるのでしょうか。
大石さん：〈メガミス〉のシンボル的商品である〈ヘアセラム〉を筆頭に、"女神級にまとまるツヤ髪"に導きます。
―やっぱり！〈メガミス〉という商品名は「女神」に由来してるんですね。
町田さん：着想を得たのは、SNS上で"推し"を「女神」「神！」と称賛するワード。とくにアイドルの方々に用いられる傾向にありますが、彼女たちの髪に注目すると、ヘアアイロンでいろいろアレンジしていても、かなりのハイトーンに染めていても、まとまりのあるツヤ感をたたえていることが多いんですね。激しいダンスパフォーマンスをした後でさえも、です。
―「神ってる！」感じですね。
町田さん：そうですね。〈メガミス〉のヘアケアで自分の推しのような理想的な髪に近づいていただけますように、という想いを込めています。
―なかなかのパワーワードですが、キャッチーで覚えやすいです。
本多さん：もちろん、いままで通り〈LION〉のパーパスに基づいた商品開発も実現していますよ。
大石さん：毛髪研究に基づく商品設計と髪悩みへのアプローチ力はサロンアイテムにひけをとらない自信がありますので、そのあたりもぜひお話させてください。
"髪の美容液"こと〈ヘアセラム〉
―〈メガミス〉には"髪の美容液"こと〈ヘアセラム〉と、〈シャンプー〉〈トリートメント〉があるんですよね。
大石さん：そうですね。「ひらく」「いれる」「とじる」の段階的なアプローチを実現するための3商品です。
―「ひらく」「いれる」「とじる」？
大石さん：「ひらく」は〈シャンプー〉で汚れを落とし、毛髪内部に美容液成分（※1）を入れる準備をすること。「いれる」は〈ヘアセラム〉で美容液成分（※1）を毛髪内部にたっぷり注入すること。「とじる」は毛髪内部に入れた美容液成分（※1）を〈トリートメント〉でパックすることです。
―美容液成分（※1）という言葉が多く使われているあたり、〈ヘアセラム〉が重要な役割を果たしそうですね。
メガミス ヘアセラム 1,650 円（税込）
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大石さん：〈ヘアセラム〉は〈メガミス〉シリーズのなかで最も工夫を要し、長い期間をかけて完成させた商品です。
―最大の特徴はなんでしょう？
大石さん：脂質成分のイソステアリン酸（毛髪補修成分）を毛髪内部まで届ける高濃度浸透処方を採用したことですね。ほどよくとろみのある、みずみずしいテクスチャーに仕上げました。
―脂質ということは「髪の美しさ」に関係する成分？
大石さん：そうです。脂質成分のイソステアリン酸（毛髪補修成分）は〈メガミス〉が美容液成分（※1）と掲げている成分で、髪のまとまりやツヤに寄与します。これを毛髪内部までいかにたっぷり注入させられるかが重要で、1,000通り以上の配合パターンを経てたどり着いた処方なんです。
―1,000通り以上...スゴいです。
大石さん：保湿成分の一種であるポリオールも配合していて、美容液成分（※1）のさらなる浸透をサポートします。イメージとして以下の図をご覧ください。
―ポリオール（保湿成分）がないと美容液成分（※1）のほとんどが髪の表面に留まりがちですね。
大石さん：髪なじみもとてもよいので、放置時間不要、〈トリートメント〉前の洗い流しも不要で、そのまま〈トリートメント〉を重ねづけしていただけます。
―なるほど、だから「放置時間0」なんですね。
大石さん：「『いれる』工程を増やすのが面倒だな」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には大きな手間や時間もかかりません。ロングヘアの方も使いやすいと思います。
―なんだか...成分を浸透させたりダメージを補修したりするのはトリートメントの役割だとばかり思ってました。
大石さん：そのご認識は正しいのですが、従来の（※3）クリーム状のトリートメントには「トリートメントの構成成分である油性成分が、美容液成分（※1）の十分な浸透を妨げてしまう」という課題がありました。「とじる」はできても「いれる」には改善の余地があったんです。ならば、トリートメントの前に美容液成分（※1）を浸透させるのはどうだろう？という発想につながりました。
―あらかじめ仕込んでおくイメージ。
大石さん：その通りです。〈トリートメント〉の前と後の使用時の浸透率を比較すると興味深いですよ。
―「いれる」「とじる」の順の重要性も分かります。実際の使用感はいかがでしょう？
町田さん：個人的には〈ヘアセラム〉を使用すると、髪がすぐしなやかになる感じがします。髪にすばやくなじむので「成分がぐんぐん入っている」ような感じがします。
―ポジティブな変化を感じやすいと習慣化のモチベーションが高まりそうです。
町田さん：〈ヘアセラム〉を手にとった瞬間から感じるピオニー&ミュゲの香りもポイントです。やわらかなムスクがフィグやピーチといったフルーツ、ローズやピオニーといったお花を包み込むような香りで、セラムタイムをより心地よいものにしてくれます。
―自分へのご褒美時間にもなりそうですね。
ふわモコ濃密泡の〈シャンプー〉&濃厚リッチな〈トリートメント〉
―〈シャンプー〉と〈トリートメント〉にはそれぞれどんな特徴がありますか？
左から
メガミス シャンプー 1,650円（税込）、トリートメント 1,650円（税込）
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大石さん：〈シャンプー〉は、毛髪内部に美容液成分（※1）が届きやすい状態をつくること＝「汚れをしっかり落とすこと」が重要。そこで、〈LION〉ならではの泡膜強化技術を活かした濃密泡を追求しました。
―ふわふわのモコモコの泡ですね！きめ細かくて超濃密。
大石さん：ただ泡立ちがよいだけではなく、膜の厚い泡が持続するのもポイントです。キサンタンガムという水を保持する成分（高分子）を配合しているので、シャンプーの液が希釈されても弾力感のある濃密泡がつくれます。髪1本1本の汚れをしっかり吸着しますよ。
―気持ちよさそう...。
大石さん：汚れはしっかり落としますが、地肌にも髪にもやさしい洗い心地なんですよ！ アミノ酸系の洗浄成分も配合しています。
―洗い上がりはいかがでしょう？
町田さん：ハイトーンに染めていたときは髪のきしみやぱさつきが気になっていましたが、指通りなめらかで"するん"とした質感に導かれた、という印象です。続く〈ヘアセラム〉とのフィット感もバッチリです。
―〈シャンプー〉と〈トリートメント〉の間の〈ヘアセラム〉ですもんね。では、〈トリートメント〉のこだわりポイントはなんでしょう？
大石さん：毛髪の表面・内側どちらにも作用するDGA（ジグルコシル没食子酸）を配合しています。髪表面のキューティクルに吸着して、ぱさつきを抑えながら髪内部にもアプローチし、ダメージヘアをケアします。〈ヘアセラム〉を塗布した髪にピタッと密着するような濃厚なテクスチャーもポイントですね。
―ますます〈ヘアセラム〉とあわせて使いたくなりますね。芯からまとまるツヤ髪を目指せそう。
町田さん：〈トリートメント〉だけでも"ツルツル"な仕上がりに近づけますが、〈ヘアセラム〉とあわせて使えば、よりなめらかな指通りを実感していただけると思います。個人的には、寝癖がつきにくくなってスタイリングがかなり楽になった気がします。ヘアオイルの使用量も減りましたよ。
大石さん：町田さんにはヘアアイロンやヘアカラー、ブリーチによる髪悩み代表者として何度もご意見をいただきましたね。
町田さん：機能面のよさはもちろんですが、〈シャンプー〉と〈トリートメント〉共通のホワイトムスク＆ウォータリーフラワーのやさしく清潔感のある香りも使い続けたくなる理由のひとつです。毎日の髪のお手入れが至福のひとときになります。
大石さん：〈LION〉の知見と技術を最大限に活かしたヘアケアシリーズなので、ぜひ3商品あわせて使っていただければなと。開発当初こそ若年層向けを意識していましたが、実際には年齢は関係なく、白髪染めやパーマでダメージが目立つ方、髪のぱさつきや広がり、切れ毛や枝毛にお悩みの方にも手に取っていただきたいですね。〈メガミス〉のよさを実感していただけると思います。
〈LION〉の挑戦と新提案
―〈メガミス〉、今日から早速使ってみたくなりました。
本多さん：ありがとうございます。「〈LION〉にはヘアケアのイメージがない」と感じられている方にも、この機会にぜひ興味を持っていただけると嬉しいですね。
―「イメージがない」ということが〈メガミス〉のブランディングにおける弱点になるかもしれない、という不安はありませんでしたか？
本多さん：全くなかったわけではありません。より多くの方に知っていただくための見せ方が必要だと感じる一方で、新しすぎる表現やアプローチに偏ると、今までの〈LION〉が積み重ねてきた信頼に影響してしまうのでは？という迷いはありました。
―ロングセラー商品も多いですし、慎重になりますよね。
本多さん：ただ、「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する」というパーパスに立ち返ると、たとえ今まで目立たなかった分野でも、皆さまの暮らしに少しでも役立つ商品開発ができるなら積極的に挑戦するべきだと思いまして。
大石さん：若年層マーケティングやプランニングが得意な町田さんが賛同してジョインしてくれたことは心強かったです。その世代ならではの感性を商品に反映させられた手応えがあります。
町田さん：ハンズさんをはじめとするバラエティショップやドラッグストアにも多くのヘアケア商品が並んでいますが、こんなに画期的な商品を「どう埋もれさせないか」「目に留めてもらえるか」を考えることも肝心でした。事業部や研究所の皆さんと何度もアイデアを出し合って少しずつ軌道修正し、一緒に発売日を迎えられことに感謝です。「いよいよお客さまに手に取っていただける！」というワクワクの気持ちでいっぱいです。
―〈メガミス〉に関わった方々のチームワークのよさが伝わり、ますます期待です。
本多さん：〈LION〉の知見と技術を活かした〈メガミス〉で、日々の暮らしに新たな喜びをお届けできると幸いです。渾身の新作〈メガミス〉、ぜひお試しください。
メガミス
左から
ヘアセラム 1,650円（税込）
シャンプー 1,650円（税込）
トリートメント 1,650円（税込）
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おわりに
ヘアアイロンの熱ダメージが気になる髪。ヘアカラーやブリーチ、白髪染めを繰り返している髪。髪がまとまりにくく、ぱさつきが気になるあなた。"新・美容液習慣"の、〈MEGAMIS（メガミス）〉で女神級にまとまるツヤ髪を目指しませんか？
※スタッフのコメントは個人の感想です。感じ方には個人差があります。
※1 イソステアリン酸（毛髪補修成分）
※2 ライオン調べ
※3 ライオン比
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